スキル 芸事をしていくには常にスキルを磨き続けなくてはなりません。裏方さんであれば、そもそもの機材を扱う知識。機材もどんどん新しくなります。流行りもあります。自分自身の感性やセンスも大事になってくるので、インプット・アウトプットを繰り返す必要があります。表方では何が必要か。「はじめに」の記事で書いた「何屋さんになりたいか」によって異なって来ますが、最近特に感じるのは、【話す】というスキルが足りない方が多いです。話す内容もそうですが、私が気になるのは【話し方】です。特に舞台は、テレビに出るより簡単に出演でき、セリフももらえてしまいます。しかし、発声ができていらっしゃらない人がとても多い。歌もそうです。カラオケなどで簡単に歌えてしまう、「上手い」と言われてしまう環境が大いにあります。J-popの歌、ミュージカルの歌、現代劇での発声、時代劇での発声、全て声の出し方が異なります。稀に、天才的に感覚でこなせてしまう方もいらっしゃいますが。。。メディアによって、適切な発声方法も異なり、また、感覚的な話でもあるので、自分の進みたい道に近い道を進み先輩を見つけ、教えを乞う方が近道かもしれません。お伺いを立てる上での「謙虚さ」、「感謝」は決して忘れないように。「社会不適合者」が多い業界と言いますが、仕事相手は人です。そこは心しておきましょう。